診療実績

肛門疾患

肛門疾患は良性疾患であることが多く、約8割の患者さんは、排便指導や内服薬・坐薬を使用した保存的治療で治癒します。
しかし手術などの外科的治療を行わなければ治らない場合もあります。その場合には、いたずらに治療を長引かせるのではなく、早めにその状況を見極め、外科的治療をしなければ治らないことを的確に判断するのが、肛門病専門医としての役目だと考えます。

外科的治療

外来で施行する硬化療法やゴム輪結紮法から局所麻酔を施行して行う小手術、入院して硬膜外麻酔や腰椎麻酔のもとで行う根治手術。また入院についても、最近話題となっておりますデイサージェリー(日帰り手術)から2日〜3日の短期入院、7日〜10日(病状により異なります)程度の一般入院などいろいろな選択があります。
このようなたくさんの選択肢から、それぞれの患者さんに最も適した治療計画をたてなければなりません。

手術療法

日帰り手術
… 手術実施日に来院していただき、主に局所麻酔で手術を行います。点滴などを行った後に診察し退院していただきます。通院は1週間に1度程度です。比較的軽い症状の疾患が対象になります。
入院手術
… 1週間から10日程度の入院です。多くは入院の翌日に、腰椎麻酔のもとで手術を行います。手術当日に歩行可能であり、2日目からは入浴していただきます。退院のころになると排便するとき以外は痛みを感じないのが普通です。

年間手術件数

当院では年間に約2,100人の患者さんの手術を行っております。その経験と実績をふまえ、大腸肛門病の専門医が責任をもって診察・治療にあたっております。的確な肛門の手術を行えば再発はまずありません。「痛みが少なく、再発のない治療」をモットーに診療を行っております。

入院手術件数

入院手術件数

ページの先頭に戻る

大腸疾患

近年大腸がんは増加の一途をたどり、死亡原因では胃がんを抜いてしまいました。しかしながら早期に見つかれば100%近く治癒可能ながんであり、早期発見・早期治療が望まれます。当院では最新の電子内視鏡を使用し、微細な病変を発見するとともに、内視鏡的治療を積極的に行っております。

大腸内視鏡検査

これまで大腸内視鏡検査は気軽に受けれられるものではありませんでした。検査の予約をし、家で腸をきれいにする薬を飲み、検査を受け、検査結果を聞きに行くというようなパターンが一般的であったからです。

当院におきましては検査の予約は不要で、来院していただければ、その日のうちに検査を行います。検査中はテレビ画面を一緒に見ていただき説明を行うとともに、検査結果もその場でお話しております。

なお当院では内視鏡による感染症防止のために、全例オゾン水を使用した機械洗浄を行っております。

大腸がん発見件数・大腸ポリープ治療件数

平成26年には8,398人の大腸内視鏡検査を行い、227人の大腸がんを発見し、1,218人の大腸ポリープを含めた前がん病変を発見・治療しました。
治療後も、患者さんの危険度に応じた定期検査のお知らせを行うなど、長期的なフォローを行っております。

大腸検査・ポリープ治療数

大腸検査・ポリープ治療数

早期・進行がん数

早期・進行がん数

炎症性腸疾患

潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患もかなり増加しております。当院では毎日大腸内視鏡検査を行っているため、病状の変化に応じ適宜検査を行うことが可能であり、病状に即応した治療が可能です。
炎症性腸疾患の患者さんは外来での治療が主体となりますが、必要に応じ入院して治療を行っております。

ページの先頭に戻る

QRコード画像

携帯でご覧になる方はQRコードをご利用ください。QRコードが利用できない方は直接アドレスを入力してください。

携帯アドレス
http://www.tokomon.jp/m/

診療時間:午前9:00〜午後5:00。土曜日も通常通り(内視鏡を含め)診療しております。

受付時間:午前9:00〜午前11:00、午後1:00〜午後4:00

休診日:日・祝祭日

お電話でお問い合わせ:TEL:04-2926-7521、大腸検査センター:TEL:04-2928-9861

研究活動:当院では数多くの臨床経験に基づき、その成果を論文や学会等で発表しています。